@article{oai:shizusan.repo.nii.ac.jp:00000204, author = {松永, 由弥子 and MATSUNAGA, Yumiko}, journal = {静岡産業大学情報学部研究紀要, Bulletin of Shizuoka Sangyo University}, month = {Jan}, note = {現代の青少年像の一端を価値観の観点から明らかにするために、平成18年度に静岡県青少年問題協議会・静岡県教育委員会が実施した「平成18年度現代青少年の意識及び生活実態等に関する調査」結果について、多変量解析の1つであるカテゴリ主成分分析とクラスタ分析を行い、青少年の価値判断基準の析出とそれに基づく価値観の類型化を試みた。分析の結果、2つの価値判断基準を析出し、中学生については3類型、高校生、大学生等(大学生・専門学校生・青年社会人)については4類型に分類することができた。価値判断基準の1つは、中学生・高校生・大学生等に共通して調査の単純集計結果にも顕著に表れた「個人重視か社会重視か」という軸であった。もう1つの基準は、中学生・高校生においては「日常不可欠なものが大切か欲求を重要視するか」で、大学生等では「日常現実的なものを大切にするか非日常希望的なものを大切にするか」という軸であった。これらの基準をもとにクラスタ分析を行い、サンプル集団の類型化を行ったところ、中学生は社会重視型、欲求重要視・個人重視型、日常不可欠・個人重視型の3つのクラスタに、高校生は日常不可欠・個人重視型、欲求重要視・個人重視型、やや社会重視型、社会重視型4つのクラスタに、大学生は社会重視型、非日常希望的・個人重視型、日常現実的・個人重視型、やや社会重視型の4クラスタに分けられた(ただし、高校生、大学生等ともにやや社会重視型と社会重視型は少数)。中学生・高校生では、クラスタ別で家族との食事の様子や会話の頻度、友人関係、なりたい大人像などに違いがみられた。分析により、2つの価値判断基準の析出やいくつかの価値観の類型化ができたものの、現代青少年の価値判断基準は「個人的なものの重視」に著しく偏っていることが明らかとなった。日々の何気ない生活の積み重ねが、大切なものの判断基準に影響していると考えられるため、社会を意識した判断基準は、日常の中で、徐々に人間の集団や社会に眼を向ける考え方や活動を広げていくことにより身につくと予測できる。また、青少年の現時点での価値観が、彼らの将来の見方に影響を与えている。青少年に社会を意識した価値判断基準を身につけてもらい、よりよい将来をえがいてもらうことが必要であると考えられる。, 14, KJ00005128001}, pages = {159--185}, title = {現代青少年の価値観に関する調査研究 : 平成18年度静岡県青少年問題協議会実施調査結果から}, volume = {10}, year = {2008}, yomi = {マツナガ, ユミコ} }