@article{oai:shizusan.repo.nii.ac.jp:00000018, author = {長谷川, 和則 and 法月, 健 and HASEGAWA, Kazunori and NORIZUKI, Ken}, journal = {静岡産業大学国際情報学部研究紀要, Bulletin of Shizuoka Sangyo University}, month = {Mar}, note = {本論文は「CAI英語演習I」を履修した短大生のデータ・ディスク内にある「速読演習」と「穴埋め演習」の学習履歴を統計的に分析処理し、1)学習者の読みの速度(wpm=1分間当たりの読み取り語数)と内容理解との関係はどうであったか、2)穴埋めに要した時間、ヒント請求度数、正答率や「純粋正答率(得点)」の関係がどうであったかの2点につき考察したものである。その結果、「速読演習」の平均正答率は1年の演習を通じて着実な伸びが見られたが、wpmではあまり顕著な伸びは見られなかった。また、速読問題の正答率とwpmとの関係を相関表により分析した結果、演習初期段階ではゆっくり読むことが正答を導く一つの鍵であったが、次第にその関係が薄れていった。「穴埋め演習」の学習履歴の分析では、ヒント請求数と得点との関係が注目に値する。演習開始時には正の相関だったものが、演習の経過につれて負の相関に変わっていった。最初はヒント請求を駆使して空所の解答を探っていたものが、次第に事前の速読や読解演習で得た予備知識を使って文脈を正しく推理するようになっていく学習方略過程が見える。ヒント請求数の平均値は最初よりも最後の方がむしろ高くなっているので、ヒントに依存する学生と依存しない学生の差が次第にはっきりとして、後者が正答する確率が前者よりも高くなっていく傾向があると思われる。今後の教授・学習課題として、「速読演習」ではwpmで飽和状態にある学生をデータ・ディスクをこまめに読み取ることで見つけ出し、より負荷の高いwpmの設定を支援すると共に、意味単位にまでアイ・スパンを広げるよう指導する。「穴埋め演習」では圧迫感を与えない程度にヒント数、解答時間を制限して演習させることと、ヒントと時間の影響を考慮した「実質正答率」の導入がある。, 9, KJ00004472396}, pages = {69--80}, title = {CAI英語演習の教授・学習過程とその結果が示唆するもの(その2) : 速読演習と穴埋め演習のデータ処理結果を通して}, volume = {1}, year = {1999}, yomi = {ハセガワ, カズノリ and ノリズキ, ケン} }